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2013年3月4日月曜日

青森のごぼう茶を沢山の人々へ。株式会社Growth、須藤勝利さん

ごぼう茶を製造販売する、
青森県三沢市㈱Growthの須藤勝利社長にお会いしました。

青森県三沢市はごぼうの産地。
三沢市の㈱Growth(グロース)では、地域の農家さんが愛情込めて育てたごぼうでお茶を製造。
“廃棄されてしまうごぼう”を商品化することで、地域の農家が頭を抱えていた問題を解決。
中心街に会社を構えることで、中心街活性化に貢献。
若年者や障がい者に雇用機会を与え、就労を支援。
地域は、“次世代への希望”を取り戻しつつあります。

Growthの代表を務めるのは、36歳の若き起業家 須藤勝利さん。

八戸ポータルミュージアムはっちのカネイリミュージアムショップで試飲会をしているところを取材させてもらいました!
「もっと読む」からご覧下さい。



求職者から、一気に社長へ。
最初は、起業は考えていなかった。
八戸工業高校出身の須藤さん。
高校卒業後に上京し、アパレルやDJ活動に熱意を注ぐ毎日を過ごしたそうです。
アパレルの世界で生きて行くことを考えていたそうですが・・・現実はそうは行かなかったそうです。
その後、地元青森県へ戻り・・・三沢市の株式会社Jサポートに研修生として入社。
「仕事とは、人の役に立つこと」ということを学んだそうです。

地域の抱える現実が、起業を決意させた。
後継者不足・・・シャッターが閉まったままの商店街・・・若年者や障がい者の就労・・・
地域の抱える問題を目の当たりにし、起業を決意。
東日本大震災直後の2011年4月、創業。
捨てられるごぼうは年間3000トン!
年間15000トンも生産される三沢のごぼうの内、3000トンが規格外を理由に廃棄されています。
これを“ごぼう茶”として世に送り出すことで、農家の抱える問題を解決に導きました。
“人に認められ、人の役に立てることが、自分の喜び。
今までしてきた“洋服を売る”とか“DJをする”ということも全て誰か役に立ってきたんじゃないかって思った時、自分の人生はすばらしいものだと思えた。
その喜びを農家の人にも知ってもらいたい。”
と須藤さんは語っていました。

とある農家の息子は「後を継ぎたい!」と言った。
その母親は「儲からないから」と断った。

何人もの農家さんと出会う中で「農家の人々は仕事を楽しんでいる。」と感じたそうです。
しかし、全ての農家が抱えているひとつの問題を知ります。
それは、「儲からないこと」。
そんな農家の現状を知って「役に立ちたい!!」と思ったそうです。


そこで、手探り状態で廃棄されていたごぼうを使って「ごぼう茶」を開発。
三沢市の商店街に会社を構えて、若年者や障がい者を雇用。
農家の抱える“儲からない”という問題を解決するとともに、商店街の活性化や就労支援にも貢献しています。

今や、一ヶ月のうち20日は県外へ。
全国各地へごぼう茶を届けています。
仙台・・・東京・・・横浜・・・沖縄・・・全国各地の大手百貨店やイベントに出展。
社長の須藤さん自ら会場に行っているそうです。
早くも、4月の予定も入り始めているのだとか。
三沢でごぼう茶を製造している社員から「社長頑張って!」と手紙をもらうこともあるそうです。

くぅぅぅ〜!泣かせますね!社員さん。

引っ張りだこの毎日。
志を曲げずにごぼう茶ひとつでここまで導いた須藤さん、スゴイ!

青森県内では40カ所、東京では5カ所で、常時販売しているそうです。
インターネットでも購入出来ます。


ごぼう茶は、水で淹れても美味しい。
出がらしも美味しい。
Growthの独自の製法で作られたごぼう茶は、少しの量で沢山のめるそうです。
お湯だけでなく、水を注ぐだけでも美味しく飲むことが出来るそうですよ!

▼須藤さんが試飲会で使用している資料▼
クリックして拡大

▼淹れ方をご紹介しましょう▼
1.ごぼう茶を大さじ1杯、約3グラムをお茶袋に入れる。
2.お茶袋をポットに入れて、お湯や水を注ぐ。
3.お湯なら2〜3分、水なら15分で出来上がり!
♪大さじ1杯で1.5リットルのお茶が淹れられます♪

▼出がらしでお料理!!!▼
使い終わった“お茶っ葉”は、お料理に使えます!
全国各地の試飲会で、お客さんに教えてもらったんだそうです。
・きんぴらごぼう
・ごぼうチャーハン
・ごぼうサラダ
・豚汁やお味噌汁の具材として
・シフォンケーキ(マジですか?)
・ブラウニー(本当ですか??)
などなど
須藤さんから、皆さんへ。


先人たちが築いてきた誇りを、“現代風にして”未来に繋ぐ・・・。

2011年に起業し、わずか2年ちょっとでここまで大きく成功している須藤さん。
儲かることより人々の心に喜びを生み出すことが生き甲斐だと語っていました。
なによりも人を大切にするその姿勢が、多くの人の共感を呼んだのだと思います。

健康にも良いと言われているごぼう茶。
ごぼう茶を作る須藤さんや三沢の人々の愛情が、何よりの栄養素なのかも?
な〜んて思いました。


▼関連リンク▼
Growthのネットショップ
株式会社Growth

▼今回の記事の一部は、以下の情報を参考にさせていただきました▼
トライポッドスタジオ「Be-ing」
|グリーンズ年間3,000トンの廃棄ゴボウをほっこり温まる「ごぼう茶」に変えた、青森県の若手起業家「Growth」」



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