厳しい寒さに耐え、白い息を吐きながら春を呼び込む太夫。
青森県南で800年にも渡って受け継がれる、えんぶり。
2月17日から2月20日まで、八戸市中心街や市内各所で「八戸えんぶり」が行われました。
思わず顔がほころぶ子供たちの舞い。
大地を摺り、春を呼び込む太夫たちの姿。
今回は太夫(たゆう)と呼ばれる舞手の“表情”をお届けします。
「もっと読む」からご覧下さい。
八戸の春は、ジャンギの音で目覚める。
えんぶりで太夫が披露する舞のことを“摺り(すり)”と言います。
馬の頭をかたどった烏帽子をかぶった太夫たちの摺りは、田植えの動きを現しているんだそうです。
太夫の持つジャンギと呼ばれる木の棒(?)のシャンシャンという音が、春を呼び込みます。
[SONY α77]
とにかく寒い!だって2月だもん!そりゃ寒い!
でもオレ、摺る!
この時期の八戸は、最高気温がマイナスなこともしばしば。
でもでも、各えんぶり組は八戸えんぶりの4日間にも渡って、市内の各所で舞いを披露します。
公会堂、更上閣(集会場)、南部会館、市役所前市民広場・・・などの公共施設はもちろん、百貨店や小売店、一般家庭の前で披露することもあります。
正直、足腰・・・めっちゃ辛いと思います。
が、太夫たちは、白い息を吐きながら市内各所に春を呼びます。
[SONY α300]
[SONY α77]
太夫の正体は・・・一般市民。
八戸えんぶりには、例年33組のえんぶり組が参加します。(今年は剣吉えんぶり組が参加したため34組)
一糸乱れぬ勇壮な舞い・・・カメラのファインダーで太夫の動きや表情を追いかけていると・・・カッコ良すぎてめちゃくちゃしびれてキュンキュンします!マジで。
一流のプロといっても過言ではない舞を披露する太夫たちは、普段は会社員だったり、農業を営んでいたりする一般市民。
太夫の装束を身に纏うと一瞬にしてカッコ良くなるその姿、その表情。
キレがあって・・・・惚れます!
[SONY α300]
[SONY α300]
[SONY α300]
[SONY α300]
今回の撮影では、中居林えんぶり組様(八戸市中居林地区)に大変お世話になりました。ありがとうございました。
八戸の冬は熱い。
小学生から50代の大人まで様々な年代の太夫。
八戸地域一円の郷土芸能“えんぶり”の太夫の姿は、800年にも渡って脈々と受け継がれています。
寒さに耐えるその厳しい表情と勇壮な摺りから、ものすごい熱さを感じた八戸えんぶりでした。
[SONY α77]
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