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2019年2月24日日曜日

えんぶり見るなら「門付け」を見逃すなっ!中居林えんぶり組2019

中居林えんぶり組の門付けに同行しました。
中居林えんぶり組特集第二弾。
八戸えんぶりといえば、市役所前での「かがり火えんぶり」や更上閣(こうじょうかく)での有料公演「お庭えんぶり」が定番ですが、今回はそれとはちょっと違った楽しみのある「門付け」の様子をお伝えします。
今回の記事に掲載している写真の中には商店の中に入って撮影したものが含まれますが、現地で許可を得た上で撮影しています。
また、今回の記事の内容は事前にえんぶり組のメンバーに連絡を入れた上で同行しています。

お店に、横丁に、個人宅に。
門付けは地域の個人宅や商店などを巡ってえんぶりを披露するもの。地域や人々との繋がりが感じられる、えんぶりで最も表情豊かな場面です。
期間中、街中を歩いていると至る所にえんぶり組の姿があり、店先や個人宅でえんぶりを披露する姿が見られます。

今回は中居林えんぶり組に同行。
中居林地区を巡る門付けが一番面白いのですが、色々とありまして今年は中心街の門付けに勝手について回りました。
こちらは中心街の鮮魚店の店先で披露している様子。


「南部赤鶏」をご予約のご一行・・・ではありません。お店の中で子供達が祝福芸を披露している間、太夫たちが店先に並びます。外でお囃子を演奏して中の子供が舞うので、息を合わせるのがちょっと大変。
店内からは笑いが聞こえてくることも。


みろく横丁にて。
八戸えんぶり期間中小さな屋台が立ち並ぶ「みろく横丁」で飲んでいると、えんぶり組に遭遇する確率高し!
狭い横丁をえんぶり組の人々が挨拶して回り、ご祝儀を受け取ると祝福芸や摺りを披露します。


観光客も多いみろく横丁。
屋台が立ち並ぶ独特のムードの中で繰り広げられるえんぶりは、かがり火えんぶりやお庭えんぶりとはまた違った味わいがあります。
観光客やビジネス客も多いのですが・・・おや?こちらの写真の観客は????他のえんぶり組の方々がちょっと一息ついていました。


門付けをしている間はずーっとお囃子を演奏し続けます。お酒を飲みながら聞くえんぶり囃子・・・最高だろうなぁ。





ちょっと休憩。普段は緊張感のある太夫のゆるい表情が見られるのも門付けの楽しいところ。


別の鮮魚店にきました。おぉ!可愛らしい恵比寿様が本物の鯛を釣り上げました!こりゃめでたい!



居酒屋へ
出演依頼のあった居酒屋に移動してきました。
カウンターと小上がりを合わせても10席前後の小さな居酒屋での披露です。
写真は太夫が摺りを披露している様子。


決して何を食べようかと迷っているのではありません。摺っているんです。




恵比寿舞。
お店のママに糸を持ってもらって、恵比寿様が懸命に釣り上げようとしています。(こちらのお店のママ、とっても美人さんでした。)


今度は小上がりにいるお客さんが鯛を持っています。こうやってお客さんが参加できるのも門付けの面白いところ。


見事釣り上げてニコニコ顔の恵比寿様。お客さんからは拍手が湧き起こります。


最後はお店の外に出て太夫が摺りを披露。


深々とお辞儀をして・・・・



深々とお辞儀をした後、中居林の太夫は左を向いて起き上がります。これがとっても格好良い。
門付けなら近くに寄ってみることができますよ〜!



お疲れ様でしたー!あー楽しかった♪
こんな感じで門付けは行われています。えんぶり組の門付けは、こうやって商店を巡って豊年満作の祈りを町中に届けてくれます。
そしてこの門付けが、えんぶり組の活動を支えているんですね。えんぶりはもともと農閑期の収入源として行われていたそうです。その名残が、門付けでは色濃く残っているのだと思います。

門付けの後、日本酒が!!!「カメラマンさんもどうぞ♪」と、僕にもくれました。美味しくいただきました♪
あー楽しかった♪




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