内丸えんぶり組の「勢揃い」の様子をお伝えします。
八戸えんぶりの開幕を前に、内丸えんぶり組では「勢揃い」が行われました。
宿(練習場所)を前に練習の成果を披露する出発式のような催しです。
ちょっと遅くなってしまいましたが、えんぶり組のメンバーでなければなかなか見られない「勢揃い」の様子をお伝えしていきます。
えんぶり宿にえんぶりを披露する
八戸市中心部に宿を置く、元気いっぱいの内丸えんぶり組。
所属する子供たちは28名!大人を入れて60人を超える大所帯のえんぶり組です。
内丸えんぶり組では毎年、2月17日の八戸えんぶり開幕を前に「勢揃い」という儀式を行っています。
儀式というと厳粛な感じがしますが、そこはえんぶり。とても陽気で楽しく、おめでたい空気に包まれる出発式といったほうがわかりやすいかもしれませんね。
えんぶりでは、練習場所で使用する屯所や集会所のことを「宿」と呼びます。
「勢揃い」は、日頃使用している宿に練習の成果を披露するというもの。
玄関先にえんぶりの装束を着たメンバーが集まり、玄関の中にはお供え物が置かれます。
親方の合図でスタート。
太夫たちが丁寧で豪快な摺りを披露します。
子供達も元気一杯に練習の成果を披露。ほんと、ものすごい数の可愛らしい子供達!
とっても元気で大きな声が辺りに響きます。
大黒舞のお姉ちゃんたち。
真ん中のお姉ちゃんはちょっと前まで松の舞や喜び舞を披露していましたが、大きくなって大黒舞に。とっても上手に披露していました。
玉すだれ。まあるいお月様が二つ。
恵比寿舞。右側の男の子は今年初めて恵比寿舞に挑戦!
そして左側のお兄ちゃんは中学生になりました。
内丸は2〜3人で一緒に恵比寿舞を披露することが多いですが、左側のお兄ちゃんは少し前まで本当に可愛らしい男の子でした。が、今では頼り甲斐のある恵比寿舞のリーダーに。
今年最初に釣り上げた鯛はとても生きが良かったようです。
連れた瞬間に高く跳ね上がり、恵比寿様の頭上を直撃!
今年は何事も大当たりの年になりそうですね。
そしてこちらの男の子も今年から恵比寿舞を担当。
初めてとは思えない慣れた手つきで舞っていました。先輩たちの姿をよく見て育ったのでしょうね。本当に上手!
ちなみにあだ名は「社長」だそうです。
一通りの演目が終わると、お囃子が鳴る中で親方と太夫がお供え物を持って宿の中に入っていきます。
そして、歴代の烏帽子やお供え物を前に深くお辞儀をして、一連の流れが終わります。
そして儀式が終わると、宿の中ではお母さんたちが作ってくれた美味しいご飯とジュース、お大人にはお酒が出されます。
宴の前に、まずは大事な場面があります。
今年の八戸えんぶり期間中の役割分担が筆頭親方から発表されます。
子供達も正座をして親方のお話をちゃんと聞きます。
そしていよいよ美味しいご飯の時間!
これは蕎麦湯・・・・???ではなく、お米でできた透明な液体!
桃川?八仙?八鶴?八戸えんぶりに日本酒はつきもの。きっとめちゃくちゃ美味しいお酒に違いありません!!
内丸えんぶり組は子供たちを本当に大切にしている組。
子供達も一緒にかんぱーい!今年の八戸えんぶりも、思いっきり楽しみましょうね!
今回は、東京や大阪から来たカメラマンさんたちと一緒に行きました。
内丸の方々は外部の方々も本当に快く受け入れてくれます。
内丸えんぶり組で司会を担当されている親方がえんぶりの魅力について熱弁!
みんなが本当に楽しい時間を過ごしながら、その年の八戸えんぶりに向けて心を一つにします。
内丸えんぶり組が持つパワフルで楽しい雰囲気はこうやってみんなが心を一つにしているからこそなのかもしれませんね。
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最後までお読みいただきありがとうございました♪
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