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2020年2月25日火曜日

写真展「えんぶりといきる」へのご来場ありがとうございました!

写真展「えんぶりといきる」
地元開催無事終了!
2020年2月15日から23日まで、当ブログ2回目となる個展「えんぶりといきる」を開催しました。
八戸市小中野のすてきなカフェ「ソールブランチ新丁」を会場に6日間にわたって開催したこの写真展には期間中本当にたくさんの方々の来場がありました。(9日間の期間中3日間は休業日)
特に最後の2日間は、八戸えんぶりが終わりひと段落ついたこともあって、えんぶり組関係者の皆さんや写真仲間の皆さん、知人友人、ブログの読者様などなど、途切れることなくお客さんがきてくれて、本当に感謝でいっぱいでした。

カクルルとソールブランチ
今回開催した写真展は、2018年に東京東池袋「カクルル」で開催した写真展の地元開催。
カクルルとソールブランチ新丁とても縁が深く、店の雰囲気もどこか通じ合うものを感じます。僕自身も両店の関係者と繋がりがあったので、地元開催の場所には迷いなくソールブランチ新丁と決めていました。

えんぶりの息遣いを伝えたい
会場づくりは「えんぶりの息遣いが感じられる空間」を目指しました。

えんぶりに取り組む人々の表情をとらえた写真を中心に展示。写真はA0サイズ7枚を含め、合計40枚ほどを展示しました。ソールブランチ新丁のギャラリーは和室を改装し、天井も壁も床も白で統一された静かな空間。この白い空間が新雪のようにも感じられ、白い雪の中にえんぶり組の人たちの表情が鮮やかに広がる、とってもあたたかい空間を作ることができました。


会場入り口の紺色の壁には、「えんぶりといきる」の文字をハレパネを切って立体的に設置。このパネル、作るの大変でした。えんぶりというと習字風なフォントを使われることが多いのですが、今回は「今を生き、えんぶりに取り組んでいる人の表情を伝える写真展」にしたかったので、現代風の無機質なフォントにしました。えんぶりは、現在進行形で進化し続ける伝統芸能だからです。


そして、会場に入ってすぐの挨拶文には「えんぶりはいま起きている」と記しました。
こちらがその全文です。あえて難しいことは書かず、今自分が感じていることをそのまま書いてみました。(クリックまたはタップで拡大)


写真集「えんぶりといきる」の後日談も
2018年10月に発売した写真集「えんぶりといきる」で取り上げた方々を紹介する展示なども行い、八戸地域に生きる人々がどんな思いで八戸えんぶりに取り組んでいるかがわかるようにしました。
写真集を発売した時から生活環境が変わっている人もいて、写真集発売後の「後日談」がわかる展示になりました。
嬉しかったのは、本を発売した時点で中学校教師を目指していた太夫の男性が、本の発売後に教員採用試験に合格。今年の八戸えんぶりでは「中学校の先生」として、八戸えんぶりの全ての日程で烏帽子をかぶって参加していたことです。

内容が偏っててごめんなさい💦
今回は、かれこれ7年ほど取材させてもらっている中居林えんぶり組と内丸えんぶり組の写真を中心に展示。このほかには、写真集で取り上げた八戸市南郷の荒谷えんぶり組や、近年新しく通い始めた塩町えんぶり組の写真も数点展示。
会期中は福田上えんぶり組で恵比寿舞を担当している男の子や、剣吉えんぶり組、鳥屋部えんぶり組、下斗賀えんぶり組の関係者も来てくれました。写真がなくて、ごめんなさい・・・。剣吉えんぶり組の太夫さんはえんぶり期間中の門つけで渡される札を持ってきてくれました。感激!


また、写真集「えんぶりといきる」を読んでくださって、わざわざ青森市から来場してくださった方、神戸から八戸えんぶりを見にきたという方、東京のカメラ仲間のお友達など、遠方からもたくさんの方々が来てくださいました。青森の方とはえんぶり談義に花が咲きました。本当に感謝感謝の日々を過ごすことができ、幸せでいっぱいです。

10年一区切り 必死の2年?
2018年にカクルルからお誘いを受けて写真展「えんぶりといきる」を開催し、これに合わせて写真集「えんぶりといきる」を発売してから早1年半ほど。今回このようにして地元で大きな個展を開くことができたことは、僕にとって新しい学びにもなりました。
今年の南部地方えんぶり、八戸えんぶりでは、東奥日報、デーリー東北、朝日新聞に写真展に関する記事を掲載いただき、NHK青森放送局の看板番組「あっぷるワイド」では僕の写真活動に関する6分間にもわたる特集を放送していただきました。
ブログ活動をきっかけに、行政から依頼が入るようになり、4月からは地元紙に連載を持つことも決まりました。活動がここまで広がるとは、思ってもいませんでした。


2010年にこのブログを開設してもう直ぐ10年が経ちます。
「十年一区切り 必死の二年」という言葉がありますが、当ブログは気の向くままのんびりと10年続けてきました。必死に頑張ったことは・・・ないといえば嘘ですが、辛くなるほど頑張ったことはありません。記事に書いた一つ一つの出来事が八戸地域の魅力を気づかせてくれる出来事でした。



それがこうして「写真集」や「個展」というかたちで、ある程度の実りを迎えることができたことは、とてもありがたいことです。何をやっても長続きしない僕ですが、写真だけは10年続けることができました。これからも気が向いた時はカメラを持って、のんびりと八戸地域の魅力に気づいていきたいと思います。

「えんぶりといきる」は一区切り
ひとまずここで「えんぶりといきる」と題した私の写真活動は一区切り。一区切りと言っても、第二章的な段階に入るだけで、続けて行きますよ。


これからも、中居林えんぶり組、内丸えんぶり組、塩町えんぶり組を中心に、八戸市に生きるひとりとして、えんぶりと共に生きる人たちの思いに触れていくことができたら嬉しいです。


たくさんのご来場やサポート、ありがとうございました!
そして今後とも、写真ブログ「すぐそばふるさと」をどうぞよろしくお願いいたします。



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