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2019年2月23日土曜日

どう切り取っても美しい!中居林えんぶり組ダイジェスト2019



中居林えんぶり組ダイジェスト2019!
八戸市の冬のお祭り「八戸えんぶり」が幕を閉じました。
今年も青森県南から集まったえんぶり組の人々が見せる様々な表情にたくさんの感動や発見がありました。
今年も当ブログでは、中居林えんぶり組の皆さんに密着!今回の記事では、今年の中居林えんぶり組の表情をお届けします。

真面目か!
と突っ込みたくなるほど最高に格好良いお囃子
中居林えんぶり組のお囃子は「真面目か!(タカアンドトシ風)」と突っ込みたくなるほどしっかりと揃っていて、安定感がある様に感じます。こちらの男性は笛の名人。八戸えんぶりの隠れたスターです。


次々とアドリブを効かせて場を盛り上げるの組とはまた違った、味わい深くシックな・・・なんていうか・・・糖分控えめのビターチョコレートみたいな、ちょっと辛口の日本酒みたいな、締まりのある太鼓や手平鉦(てびらがね)のリズムと笛のメロディ。
それでいてスーッと耳に染み込んでくるから、本当に不思議です。囃子の純米大吟醸とでも言いましょうか、本当に、ずーっと聞いていられるお囃子です。


お囃子にはその組のポリシーが込められていると感じます。やはり中居林の良さは、きりっと揃った美しさ。
囃子方には若い方々も多い組ですが、この雰囲気をずーっと守り続けてきたのだと思います。



えんぶりを見ている間はお囃子にはなかなか視線がいかないことが多いですが、今度ゆっくりとお囃子に注目してみたいと思います。録音しとけばよかった・・・。

親方衆の“訛り”
同じ青森県南地方とはいえ、えんぶり組によって訛りに違いがあるのをご存知でしょうか。
基本的な抑揚や発音はどの組も同じですが、中居林えんぶり組の親方衆の訛りは南部弁ネイティブスピーカーの僕でも聞き取れない超ハイレベルの訛り。

この訛りがまた、えんぶりの雰囲気を盛り上げます。
特に太夫が「摺り」を披露する場面や、田植えの所作をする「田植え」の演目で歌う親方衆の独特の訛りの効いた声は、なんともいえない味があります。
これを何年も何年も聞いていると聞き取れるようになってくるんですよね。今年ようやく聞き取れるようになってきました。

田植え漫才が、マジでヤバイ。
そしてこの訛りで繰り広げられる、「太夫」と「さんぱち」のふたりによる田植え漫才。「田植え」の演目を前に、太夫とさんぱちが何やら楽しそうに会話を繰り広げます。
が、ぶっちゃけ何を言っているのか全く聞き取れません・・・!!
でも、観客はみんな笑顔に。
この時ばかりはキリリとした表情の太夫たちも顔が緩みます。

人生の大先輩たちの生き生きとした表情が見られる演目です。





年々大きくなる子供達。
えんぶりといえば、恵比寿様や大黒様などに扮した子供達が披露する祝福芸も楽しみのひとつ。

2年ほど前から大黒舞を担当しているこの男の子も、本当に大きくなりました。毎度のことながら、成長ぶりに感動を覚え、一人勝手に親戚のおじさんになった気分で泣きそうに鳴ります。


こちらは一昨年の様子。ほんと、大きくなりましたね。


視線に注目
中居林えんぶり組の凄いところは、視線がしっかりと揃っていて、表情が崩れないところだと思います。
太夫も子供達も、目に力があって、よそ見をせずに真剣な表情で舞います。


今年は恵比寿舞が代替わりしました。
今年初めて恵比寿舞を担当したこの男の子。
初めてとは思えない動きと表情に、本当に驚きました。いやぁ、この子はほんとすごい。





マジですごいこの子。ファンになりました。



そして何と言っても、太夫。
そしてやっぱり、中居林の魅力は太夫の動きの美しさです。
もう太夫の美しさだけでご飯が3杯おかわりできるくらい最高。


もう、言葉はいりません・・・今年の中居林えんぶり組の太夫の姿を、ダイジェストでどうぞ!(後日別の記事でもっと載せます。)









いかがでしたでしょうか?
中居林えんぶり組の皆さんの表情から、ほんの一部だけをご紹介しました。
本当はもっとたくさんいろんな写真があるんですけど、今回はここまでにしたいと思います。
綺麗に揃ったキリリとした雰囲気のある中居林えんぶり組。今回は何度かに分けて「太夫のめっちゃかっこいい表情」や「門付けレポート」などを載せていきたいと思います。
お楽しみに〜!



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