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■撮影のお休みについて

撮影は金曜日と土曜日にお受けしておりますが、6月16日(金)と17日(土)は撮影をお休みいたします。

2016年3月4日金曜日

美しい動きと格好いい表情にシビれる。中居林えんぶり組の太夫の表情。

中居林えんぶり組の太夫の表情に、シビれる。
2016年の八戸えんぶり特集第二弾は、八戸市内でも人気のえんぶり組「中居林えんぶり組」の太夫の表情をお届けします。
体の動きだけでなく、目線までしっかり揃った5人の太夫。
一つ一つの動きの丁寧さ、美しさに、とにかくシビれます。

太夫を見るなら、中居林。

青森県南部地方にはおそらく地域ごとのえんぶり組が40前後はあると思います。
およそ800年に渡ってこの地方の人たちが受け継いできた「えんぶり」。八戸えんぶりには毎年30前後の組が参加しますが、どの組を見ても新しい発見があり、毎回深く感動します。


今回ご紹介する中居林えんぶり組は、どこからどう見ても美しく、僕は毎回涙を流してしまいます。



今回は、涙を流しながら撮った中居林の太夫の表情を少しだけご紹介します。


5人の太夫の、一糸乱れぬ美しい摺り。

えんぶりは田んぼでの農作業を舞いにした郷土芸能。烏帽子をかぶった太夫の舞を「摺り(すり)」と言います。
ほとんどのえんぶり組は、通常3人の太夫が摺ります。中居林を始め、幾つかの組は5人で摺ります。
中居林の摺りは、本当に美しく、毎年毎年「今年は他の組を追いかけようかな」と思うのですが、どうしても中居林を追いかけてしまいます。
それだけ、何か僕の胸を打つものがあるんだと思います。

なぜ五枚烏帽子?
2016/3/6更新:組の方からご連絡をいただき、内容を修正しました。

ではなぜ、5人で摺ることになったのでしょうか。
中居林えんぶり組のサイトに記述がありました。

えんぶりの烏帽子は、もとは三枚だということですが、中居林は五枚です。これは、天明年間に農作物の凶作などで御前えんぶりを務めることができなかった沼館村・白銀村より一人ずつの参加をあおぎ、五人で御前にお目通り致し、それから今の形になったということです。

現在の「五枚烏帽子の中居林」は、この昔の出来事を今まで脈々と受け継いできたというわけです。
嗚呼、なんか感動しちゃう。

そういう時代背景もあってか、中居林の摺りはどこか儀式的で、静まり返った空気の中に、キリッとした張り詰めたものを感じます。


太夫はスター!きゃー!きゃー!
さあそれでは、中居林の歴史を受け継いだかっこいい現代の太夫の表情を皆様にお届けいたしましょ!
中居林の太夫の魅力はズバリ「どアップ限る!」です。
体の動きだけでなく、目線や表情にまで気を配った、本当に素晴らしい組だと思います。
中居林の太夫はとにかく格好よくて、なんかこう、目の前にいるとまるで芸能人を見ているかのようで、ドキドキしちゃうんですよね。お酒が入らないと話しかけられないっす。
それだけ格好良いってことです。


まつりんぐ広場の様子
まずは、2月17日の早朝。まつりんぐ広場で摺りを披露している様子。

朝のキリッとした空気に、中居林の摺り。
これに日本酒をクーッと行くのが、もう最高。1年に一度、2月17日だけに味わえる感動です。


摺りが終わって、太夫たちが空気を切るように腕を振って退場していくのですが、僕はその時の表情が一番好きです。
特に横田さんの横顔、100点です。横顔の横田。横横。



えんぶりは「郷土芸能」ではありますが、なんだか、現代人が見ても本当にクールで格好良い。ずしっと心に響くものがあります。
今回は中居林の太夫の姿をご紹介していますが、こう言った本当に質の高い郷土芸能が市内各地に30近く点在している八戸。たった24万人の小さな町に、これだけ多くの組が現在でもバリバリ活躍しているって、本当にすごいことだと思います。
八戸最高。


では続いてお庭えんぶり。
日本庭園を背景に大旦那様、大奥様の気分で楽しめる、お庭えんぶり。僕は毎年、熱燗を飲みながらのお庭えんぶりがとても楽しみです。
お庭えんぶりはとても暗いので、撮影は困難を極めます。今年はカメラを新しいモデルに変えたので、なんとか撮影に成功!前々から撮りたかったかっちょいい写真が撮れました!


中居林といえば、やっぱり「田植え」。
苗を田んぼに植える所作を舞います。組によって、中居林と同じように太夫だけで田植えをする組もあれば、子供達も一緒になって田植えをする組もあります。
そして、田植えを見るなら、やっぱり中居林。これほど美しく揃った田植えは中居林だけと言ってもいいと思います。


そして、その田植えをする藤九郎(中央の太夫)の表情にご注目。
まっすぐとした目線で、きりっとした表情をしています。


ちなみにこの藤九郎さんは、僕が2012年に初めてえんぶりを撮影をした時に「えんぶりって格好良い!」と感じさせてくれた、えんぶりの撮影にのめりこむきっかけとなった方です。


この方にとっても2012年は初めて藤九郎をやった年だったのだとか。
一斉摺りでのこの横顔を撮った時、何かビリリと電撃のようなものが体の中を走ったのを覚えています。

えんぶりの魅力に気づかせてくれた、大切な大切な瞬間です。



感動した、雨の市役所前公演。

今年は、4日間のうち後半の二日間は、前代未聞の「雨の八戸えんぶり」となりました。


お昼の中居林えんぶり組の公演は、最初は曇り空でしたが、中盤から結構激しい雨に。
中居林えんぶり組の皆さんは、雨など物ともせず、最後までえんぶりをやりきったのです。
ビショビショに濡れながらも最後までやりきった姿に、本当に深く感動しました。


ただただ被写体としてえんぶりを追いかけるのであれば、正直どの組でも良いと思います。
でも、一度えんぶりに感動を覚えると、「この感動が伝わる写真を撮りたい。」「この組の、誰々さんの、この瞬間が撮りたい!」と思うようになります。
そう感じさせる素晴らしさが、八戸えんぶりに参加する全ての組にあります。一つ一つの組に、それぞれ違った「素晴らしい瞬間」があります。

今回は中居林えんぶり組をピックアップしてお届けしてみました。



えんぶりが放つエネルギーを、どうにか写真にも収めたい。
最近はそう思うようになりました。

800年前始まったえんぶりが、800年後の今も、人々に深い深い感動を与えている。
「えんぶり」という伝統芸能は、本当に只者ではないものすごいパワーを秘めていると思います。
800年前に放たれたエネルギーが、今も変わらずにこの地に残っているのですから。




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最後までお読みいただきありがとうございました♪
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