東京ディズニーシーでは現在、開園15周年イベント「The year of wishes」が開催されています。
メインショー「クリスタルウィッシュジャーニー」をはじめ、人気ショー「ビッグバンドビート」のリニューアル、そして7月には新しいショー「アウト・オブ・シャドウランド」が予定されているなど、パーク全体が祝祭に沸いています。
そんな15周年イベント。
数えきれない記念グッズの数々も魅力の一つ。
今回はそんな15周年記念グッズの中でも特に注目すべき「クリスタルコンパス」に焦点を当てたいと思います。
前回の記事に続き、僕の勝手な見解ですが、このクリスタルコンパスは「ディズニーパークの精神に満ちたアイテム」であると思います。
お値段は3000円とちょいとお高いですが、手にする価値があるアイテムですよ♪
今回はクリスタルコンパスから感じた「ディズニーパークの精神」を僕なりにお伝えしていきます。
そもそも、どんなアイテム?
東京ディズニーリゾートのオフィシャルサイトには、クリスタルコンパスについてこんな記述があります。
「クリスタルポイントに「クリスタルコンパス」をかざすと、あなたの“Wish”に反応して、音が鳴ったり光り輝くなど、15周年ならではの体験ができます。7つのクリスタルポイントをめぐると何かが起こるよ!」
園内の7か所に点在するチェックポイント「クリスタルポイント」にこのクリスタルコンパスをかざすと、特別な体験ができるというものです。
クリスタルポイントにコンパスをかざす度に、コンパスに光が貯まっていきます。
そして7つ全ての光を集めた時、コンパスから特別なメッセージを聴く事ができます。
また、夜のショー「ファンタズミック」に連動して光ったり、園内のキャストが持っているクリスタルコンパスと通信して交流を図るなど、様々な楽しみが用意されています。
3000円の価値はある?
クリスタルコンパスが秘めた、ディズニーパークらしい楽しさ。
では、このクリスタルコンパスの何処が素晴らしいのでしょうか?
これまでもパークでは星の数ほどの光るグッズが販売されてきました。
近年では、東京ディズニーランドのパレード「東京ディズニーランド・エレクトリカル・パレード・ドリームライツ(タイトル長っ!)」でも「マジカルドリームライト」という同じようなアイテムがありました。
「マジカルドリームライト」を持ってパレードを鑑賞していると、フロート(山車)の演出に合わせて光の色が変化。今まで以上にパレードを楽しめるというものでした。
クリスタルコンパスは、マジカルドリームライトをさらに進化発展させたアイテム。
マジカルドリームライトが楽しめるのは夜だけでしたが、クリスタルコンパスは朝から晩までずっと持ち歩きたくなる仕掛けがしてあります。
僕は、このクリスタルコンパスの素晴らしさは「コミュニケーション」と「小さな感動」だと思います。
個人的見解ではありますが、ディズニーパークの精神に照らし合わせて、「クリスタルコンパス」の素晴らしさを解説していきます。
ディズニーパークにおける感動は
「コミュニケーション」と「小さな感動」の積み重ねによって育まれる。
皆さんは、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでどんな瞬間に感動するでしょうか。
ミッキーと仲間たちが繰り広げるショーやパレード、個性豊かなアトモスフィア、様々なタイプのアトラクションの数々、ショッピングやレストラン、キャラクターとの記念撮影・・・パークの楽しみは数えきれないほどあります。パークの体験は、驚き、感動、ワクワクに満ちたものばかり。
ウォルト曰く、ディズニーパークは「あらゆる年齢の子供たち」に向けて作られた娯楽施設。
この場所に来れば、老若男女問わず、誰もが幸せそうな顔をしています。
ではなぜ感動するのか・・・そのカギは「コミュニケーション」と「小さな感動」にあります。
コミュニケーションって?
小さな感動の積み重ねが、大きな感動に繋がる。
少し前まで、東京ディズニーランドの園内には自動販売機がありませんでした。(最近は、設置されちゃいましたけどね・・・。)
その理由は、「自動販売機はコミュニケーションがとれないから」なんだとか。
人の手で販売することで、思いもよらない掛け合いだったり、キャストの笑顔だったりと言ったコミュニケーションが成立します。そこでキャストが「お誕生日おめでとう」とか「この後も楽しんで」などと気の利いた一言を言う。その瞬間ゲストは、「ディズニーランドの人って親切だね」と思う・・・これが「小さな感動」を生むのだそうです。
海外パークでは、「ピントレード」が行われています。
ゲストとキャストが、それぞれが持っているピンを交換し合ってコレクションを作っていくというもの。
これも、キャストとゲストの間にコミュニケーションが生まれる良い文化だと思います。
ディズニーランドではジュース1本買うのも、ポップコーンを買うのも、入場券を買うのだって、キャストの手からゲストの手へ。
直接的なコミュニケーションによって行われます。
そしてキャスト達はそのコミュニケーションの一つ一つを本当に丁寧に、笑顔で行います。
私たちゲストは、キャストの笑顔や素晴らしい”神対応”に「小さな幸せ」を感じます。
この「小さな幸せ」の積み重ねが、パークを出るときに「大きな感動」となって私たちの心を包み込みます。
どんなに素晴らしいショーやパレード、アトラクションがあったとしても、接客がダメダメなら、だれもディズニーランドに行きたいとは思いませんよね・・・
朝から晩まで楽しいことがいっぱいだった、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーでの一日。
「帰りたくない」「まだここに居たい」「また、ミッキーに会いに来たい」
そう思わせてくれるのは、パークで過ごす一日の中で沢山の「小さな幸せ」をくれた、キャストの皆さんの素晴らしい対応があるからこそです。
そしてその感動の殆どが、コミュニケーションによって生まれるものなのです。
いらっしゃいませ・・・ではなくて、「こんにちは。」
キャストはみんな「こんにちは」と挨拶します。決して「いらっしゃいませ」とは言わない。
これは、東京ディズニーランドが出来る時にアメリカの米ディズニー側から
「日本人は”いらっしゃいませ”と言っても返事をしない。
これではコミュニケーションにならないから、いらっしゃいませ に替わる挨拶を考えろ・・・」
という指示があったからなのだとか。
そこで、当時のオリエンタルランドの人たちは、上層部の反対を押し切って「こんにちは」をパークで使用することを決断。
結果、キャストの「こんにちは」というにこやかな声にゲストたちも「こんにちは」と自然と返事をする習慣が生まれました。
「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」。
日本のディズニーランドならではのコミュニケーション方法と言えるかもしれませんね。
クリスタルコンパスは「コミュニケーション」と「小さな感動」を単純化したアイテム。
さて、このクリスタルコンパス。なぜ「素晴らしい」のでしょうか?
それは、このコンパスの核となるものが「小さな感動」と「コミュニケーション」にあるからです。
前述のとおり、クリスタルコンパスは広大なパークに7か所点在する「クリスタルポイント」を巡ることで光を集めるアイテム。
広大なパーク。光を集めるには園内を隅々まで歩き回らなければなりません。
クリスタルポイントをみつけるためにグループみんなで力を合わせたり、キャストに声をかけることもあると思います。
そしてクリスタルコンパスを持ったキャストと通信をして、キャストと共に今までとは違った小さな感動を共有することもできます。
・・・・そして、7つのポイントを巡って全ての光を集めた時に「特別なメッセージ」を聴く事が出来た瞬間の大きな感動。
締めくくりの「ファンタズミック」では、ショーの進行と共にクリスタルコンパスが連動し様々なパターンの光を放ちます。
園内を巡って自分自身の手で集めた7つの光。
1つ集めるごとに小さな感動を味わうことができます。
そして、クリスタルコンパスを持っていることで生まれた小さなコミュニケーションや小さな感動。
このクリスタルコンパスは、今までのアイテムとはちょっと違った楽しみを与えてくれます。
ディズニーパークで大切にしているのは、コミュニケーションによって生まれる「小さな感動」の積み重ね。
簡単に言うと、私たちの心の中には1日かけて少しずつ「小さな感動」が溜まっていって、パークを出るときにはまるでパンパンの風船のように心の中が「感動」でいっぱいになる。
簡単に言うと、私たちの心の中には1日かけて少しずつ「小さな感動」が溜まっていって、パークを出るときにはまるでパンパンの風船のように心の中が「感動」でいっぱいになる。
そして私たちは、ゆったりとした音楽が流れるエントランスで「また遊びに来たいね。」「まだ帰りたくないね。」と思います。
この瞬間、「東京ディズニーシー」で過ごした1日で得た「小さな感動」の数々が、一つの「大きな感動」に変化します。
これをクリスタルコンパスに重ね合わせると
7つのポイントを巡ったりキャストと通信したりすることが「小さな感動」の積み重ねだと言えると思います。
この「クリスタルコンパス」は、ディズニーパークが大切にしている精神を反映した、素晴らしいアイテムだと思います。
日本人はシャイなので、このクリスタルコンパスがあれば、コミュニケーションがとりやすくもなりますよね。
1つ3000円もするクリスタルコンパス・・・。
ちょっとお高いですが、きっと今までとはちょっと違った感動を与えてくれると思います。
僕も7つ全ての光を集めましたが、次回行ったときはまた買ってしまいそうです・・・。
皆さんもぜひ、クリスタルコンパスで「小さな感動」を積み重ねて「大きな感動」を味わってくださいね。
きっと、今までとは違った楽しみ方ができると思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました♪
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