えんぶりの主役、太夫の表情をお届けします。
北国に春を呼ぶ豊年祈願のお祭り、八戸えんぶり。
子供たちの可愛らしい表情や、声を上げて祭りを盛り上げる囃子方。
そして何と言っても、この祭りの真の骨頂は、「太夫」と呼ばれる男たち!
今回は、中居林えんぶり組の太夫たちの表情をお届けします。
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伝統と歴史、そして誇りを感じさせる存在感。
八戸えんぶりは、毎年2月17日から20日まで4日間に渡って30数組のえんぶり組が集まります。
えんぶりの舞には2種類あって、太夫たちが活発に舞う「どうさいえんぶり」とゆったり堂々とした舞の「ながえんぶり」があります。
数あるえんぶり組の中でも人気の高い「中居林えんぶり組」は「ながえんぶり」。
室町時代初期にまでさかのぼるというのですから、この地でこの祭りを受け継いできた人たちには、敬服するばかりであります!
取締組としての役割
赤と紺の衣装が印象的な中居林えんぶり組の太夫。
左手には日の丸の扇子と手ぬぐい、右手には「ジャンギ」と呼ばれる棒。
そして腰には刀を付けて居ます。
刀を付けているのは「取締組」である事を示す物で、明治の時代にえんぶり組同士の軋轢を取り締まるために設けられた“位”であると言われています。
中居林えんぶり組の太夫たちの表情。
引き締まった表情で一点を見つめ、粛々と春を呼び込みます。
凍り付いた空気を切るように舞うその姿は、本当に格好いい。
えんぶりの歴史は800年と言われていますが、この伝統を静かに受け継いできた南部の人たちは、本当にすごいと思います。
雪が深い中、脈々とこの熱い祭りを受け継いできたんですね。
えんぶり800年。ここにあり。
えんぶり特集2014スタート!
次回からは、子供たちの表情やお庭えんぶりの様子等を続々と特集して行きます!!
[えんぶり特集]
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