すぐそばふるさとが製作した
えんぶり写真集が完成しました!
先日お伝えした通り、2018年10月5日から27日まで、東京の東池袋にある飲食店「カクルル」でえんぶり写真展を開いています!
そしてこの写真展の開催に合わせて、八戸ブックセンターの市民作家制度「カンヅメブース」を利用してえんぶりをテーマとした写真集「えんぶりといきる」を出版致しました!
今回はこの「えんぶりといきる」について詳しくご紹介して行きます。
【2018/10/14更新 書店様からの問い合わせ用リンクを掲載しました】
【2018/10/14更新 書店様からの問い合わせ用リンクを掲載しました】
写真集「えんぶりといきる」概要
発売日 2018年10月5日(金)
A4サイズ 120ページ
価格 3000円(税抜)
企画 すぐそばふるさと
特別協賛 南部電機株式会社
協力 八戸ブックセンター
取扱店情報(2023/1/10 UPDATE)
・カネイリ番町店
・カネイリミュージアムショップ
・カネイリ下田店(イオンモール下田内)
・伊吉書院類家店
・伊吉書院西店
・成田本店みなと高台店
・株式会社Growthの通販サイト(近日取扱開始)
・カネイリミュージアムショップ
・カネイリ下田店(イオンモール下田内)
・伊吉書院西店
・成田本店みなと高台店
・株式会社Growthの通販サイト(近日取扱開始)
・このブログでのインターネット販売
(原価高騰のためインターネット販売は、2023年1月10日現在休止中です。1月下旬をめどに再開します。)
製本サービス「製本直送.com」の販売ページから簡単に購入できます。
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ぜひご利用ください。
入金確認後3〜8営業日でお届けします。
八戸の大地に根を張って生きる人たちが
えんぶりに注ぐ情熱をダイレクトにお伝えしたい
この写真集がお伝えしたいのは、八戸地方に生きる人たちが懸命にえんぶりに取り組む姿とその精神、そのものです。
2013年から2018年の5年間に撮影した八戸えんぶりの写真の中から選りすぐった作品の数々を多数掲載します。
えんぶりと共に生きる人たちのストーリー
そして更に、写真集製作にあたって、八戸地方でえんぶりに真剣に取り組む皆さんに会いに行き、自身にとってえんぶりとはどんな存在なのか・・・ということを深く掘り下げて伺いました。
中居林えんぶり組、内丸えんぶり組、荒谷えんぶり組について深く掘り下げたほか、塩町えんぶり組については、八戸三社大祭の塩町附祭組、そして地域の消防団などとの関わりについて伺いました。
取材エピソードを一つだけご紹介すると、荒谷えんぶり組は、2016年に親方の春日孝臣(かすがのりお)さんが不慮の事故により急逝されました。ご自身の持ち山だった場所をみんなが集える場所にしようと木を切っていたところ、倒れて来た木がぶつかってしまい、帰らぬ人に・・・・。
地域の大黒柱といえる存在だった春日さんを失った荒谷地区は、喪中であるとして2017年の八戸えんぶりへの参加を見送り。
しかし、春日さんの意志を継いだ方々が立ち上がり、2018年の八戸えんぶりでは見事にその姿を市民に向けて見せつけたのでした。
写真集の中では、春日さんの奥様や元親方に、地域にとって春日さんはどんな存在だったのかを深く深く伺っています。
えんぶりの町に生まれ、えんぶりと共に生き
そしてえんぶりを思いながら旅立っていった人たちの物語。
八戸えんぶりは、単なる祭りではなく「儀式」という色の強い祭りであると思います。
神様が宿るとされる烏帽子をかぶり舞う太夫たち、神様そのものに扮して愛嬌を振りまきながら舞う子供達、そして真剣な表情で囃子を披露する囃子方や親方衆。
えんぶりのある場所には、温かな笑顔、そして深い涙があります。
えんぶりを人生の核として生きている人たちの姿を、ぜひ写真集「えんぶりといきる」でご覧いただけたら嬉しいです。
僕にとってこの写真集の出版は、ここ10年間ほどの間で一番大きな出来事でした。
カクルルでの写真展のお誘いをいただいたことをきっかけに、思いつきで始めた写真集製作でしたが、過去の写真を振り返り、そしてえんぶりに取り組む方々にお話を伺うなかで新しい発見がたくさんありました。
そしてこれまで撮影した過去の写真が新しく見えて来ました。
僕の写真歴はまだ10年と経験は浅いのですが、特別協賛をいただいた南部電機様、様々な面でサポートしてくださった八戸ブックセンター様、えんぶり組のみなさま、家族や友人・・・様々なひとたちのおかげで完成させることができた一冊です。
自費出版のため3000円と価格が高くなったしまいましたが、多くの皆様にご覧いただけたら本当に嬉しいです。
10月27日までは、東池袋カクルルでこの写真集に掲載した写真をご覧いただけますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
そしてぜひ、多くの皆さんに真のえんぶりの姿を知っていただけたら、作者としてこれ以上の喜びはありません。
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