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2018年2月11日日曜日

ふれあいと感動の南部地方えんぶり2018


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南部地方えんぶりに行ってきました。
今年もこの季節がやってきました!青森県南地方の冬を熱く盛り上げる郷土芸能「えんぶり」です。
毎年2月の第二土曜日・日曜日には南部町(旧名川町)の剣吉地区で「南部地方えんぶり」が、そして毎年2月17日から20日までは「八戸えんぶり」が行われます。
2018年は、南部地方えんぶりには10組、八戸えんぶりには33組もの町内単位のえんぶり組が参加。
この記事では、2月10日に行われた「南部地方えんぶり」の様子を写真でお伝えしていきます!!


田舎の情緒の中で繰り広げられる、祈りの祭り
田舎町の雰囲気を色濃く残した旧名川町剣吉地区。南部地方えんぶりはこの剣吉地区の中心街で行われます。
上の写真は旧南部町に2組だけ残っているというえんぶり組のひとつ「玉掛えんぶり組」の門付け(かどつけ:家々や商店をめぐりお祝いをする)の様子。
普段は静かな剣吉の駅前通りが、笛や太鼓、子供達の元気な掛け声に包まれます。この「えんぶり」が行われると、県南には春がやってきます。本当に雰囲気の良いお祭りです。
余談ですが、玉掛えんぶり組は「八戸えんぶり」への参加30周年を迎えます。これに合わせて衣装と旗を一新したのだとか。八戸えんぶりで見られるのが楽しみですね!

地元剣吉えんぶり組による奉納で幕開け
午前8時30分、剣吉地区にある「剣吉諏訪神社」で奉納が行われました。南部地方えんぶりに参加する10組のえんぶり組を代表して、地元剣吉えんぶり組が奉納の摺り(すり:えんぶりの舞い)を披露します。
朝日が差し込む境内。パチパチという焚き火の音、シャンシャンと鳴るジャンギの音、元気な掛け声とお囃子、そして写真愛好家がシャッターを切る音が境内に鳴り響きます。
剣吉えんぶり組による奉納が終わると、全てのえんぶり組の代表が奉納します。


えんぶりは休憩中の様子が面白い!
奉納が終わると、全てのえんぶり組が神社から商店街に移動。
商店街に到着すると「えんぶり行列」と「一斉摺り」に向けて準備が始まります。この様子がとても面白い!
上の写真は子供がお化粧をする様子。この子はいつも僕を見ると笑ったりふざけたりピースをしたりしてくれます。
今年は・・・白目をむいてくれました!この子、大好きです。


そしてやはり、休憩中もどこからともなくお囃子が聞こえてきます。この写真は八戸市からゲスト参加した「横町えんぶり組」と地元南部町の片岸えんぶり組の方々によるコラボ演奏!
こういった普段の公演では見られない「セッション」が楽しめるのも、休憩中の面白いところです。


田舎の町並みを歩く子供達。
横町えんぶり組の子達とは顔馴染み。僕を見つけると声をかけてくれます。そして僕のことをからかってくるんですよね・・・。そういうふれあいもえんぶりの楽しいところ。
今年も応援してますよー!


えんぶり組の移動の様子。剣吉の風情ある町並みとほんとピッタリ!


え?


すべてのえんぶり組がそれぞれの持ち場に到着すると、狼煙がなり「えんぶり行列(※)」が始まります。
例年僕は福田上えんぶり組を追いかけて撮影させていただいています。
甲高い笛の音や太鼓がなると、本当に興奮しますね。
沿道の人たちも掛け声や笑い声をあげながらえんぶりを楽しみます。
えんぶりのあるところにはいつも笑顔があります。こういう柔らかな雰囲気もえんぶりが多くの人たちに愛され続ける理由なのかもしれません。
※八戸えんぶりでは、えんぶり組が長者山新羅神社から中心街へ移動することを「えんぶり行列」と言い、中心街で舞を披露することを「一斉摺り」と言いますが、
南部地方えんぶりでは、商店街で舞を披露することを「えんぶり行列」、終着地点の伝承館前広場で全てのえんぶり組が舞を披露することを「一斉摺り」と言います。
微妙に違うんですね〜。


そして、伝承館前の到着。全てのえんぶり組の側が一列に並んだ姿は壮観です。大好き。


えんぶりには、烏帽子をかぶった太夫が二つの種類があります。
ひとつは動きの激しい「どうさいえんぶり」と、ゆったりとして厳かな「ながえんぶり」です。
南部町のえんぶり組はすべて「どうさいえんぶり」です。
で、ここ数年南部地方えんぶりには、八戸市の「ながえんぶり」の組がゲスト出演しています。
今年は横町えんぶり組。もう渋くてクールでカッコよくてマジでカッコ良くてやばすぎなえんぶり組。
一斉摺りを前に横町えんぶり組の皆さんが舞を披露してくれました。
太夫が小刻みに揺れたり、バタッといきなり倒れたりする動きが特徴で、コンテンポラリーダンスのような雰囲気もあります。ほんと大好きすぎてたまらない。


そしてメインイベント。伝承館前での一斉摺りです。僕は剣吉えんぶり組を鑑賞しました。しかもラッキーなことに最前列!
剣吉えんぶり組さんは毎年のように宿(練習場所)にお邪魔させていただいているのですが、30代の若手が引っ張っている組で本当に元気があります。
勢いのある剣吉えんぶり組を最前列で見られて、本当に幸せな時間でした。


帰りは旧福地村福田地区の「きたむら茶屋」でそばを食べ、えんぶり鑑賞会を楽しみ、福田温泉でゆっくりと疲れを癒しました。
いやぁ〜最高の休日でございましたっ!
いよいよ2月17日からは県南最大の「八戸えんぶり」です。
八戸市や県南各地から33組ものえんぶり組がやってきます!
興奮して夜も眠れません。
当ブログでは今年、福田上、剣吉、中居林、内丸、塩町、荒谷の各えんぶり組の練習の様子を取材させていただきました。可能な限りブログに載せていきたいと思いますので、もしよかったらまた当ブログにご訪問くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました〜!

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