蕪島でヒナたちが次々と生まれています♪
三陸復興国立公園の玄関口「蕪島(かぶしま)」に行ってきました。
ここは、毎年3〜4万羽のうみねこたちが飛来する、繁殖地。
島全体がうみねこに包まれて、うみねこを間近で観察することができます。
今年も楽しみなヒナちゃんたちの誕生の時期がやってまいりましたっ!
今日は可愛い姿をいっぱいお届けしますよ〜!
かすかに聞こえる幼い鳴き声。
いつも「にゃーにゃー!」といううみねこの声でとても賑やかな蕪島。
この時期になると賑やかな鳴き声の中に「ピーピー」というか細く可愛らし声が聞こえてきます。
そう、うみねこのヒナたちの声です。
5月下旬に差し掛かるころ、少しずつヒナが生まれ始めます。
これからうみねこたちの誕生ラッシュが始まりますよ!!
今回はこちらのうみねこさんご一家のご好意(?)で、大切なこどもたちを2時間ほどじっくり撮影させてもらいました♪
うみねこたちはなんだかとても殺気立っていて、巣に近づくだけで靴に噛み付いてくることもあるんです。
でもこちらのうみねこさんは、どんなに近づいても威嚇してきません。
人間にとても慣れている様子で、危害を加えないことを知っているんですね♪
一家団欒のところをちょっとお邪魔しちゃいました。
ヒナたちは1日のほとんどを眠って過ごします。
親鳥の羽やお腹の下に隠れて眠っているので、表情を見られることは少ないのですが・・・。
こちらのご家族はとてもサービスが良く、眠っている姿を見せてくれました。
スヤスヤ・・・
おや?目を覚ましたようですよ。
お散歩タイム
目をさますと、お散歩の時間が始まりました。
親鳥が巣から少しだけ離れて立っています。
すると、ヒナたちは親鳥に近づこうと一生懸命。
外に出た時の訓練ですね!
バタバタバタ!
大きなヒナは、時々羽をばたつかせていました。
後ろ姿・・・可愛い!
体は小さいですが、足にはちゃんと水かきと爪が付いているんですよ!
可愛い姿を見られるのは、今だけ!
7月には島を離れます。
今はちょうど、孵化が始まったところのようで、僕は6羽確認できました。
これから次々とヒナたちが誕生し、親鳥の愛情溢れる姿を観察することができます。
うみねこのヒナたちは、誕生から50日で大人と同じ大きさになり、巣立ちます。
巣立つことができるヒナは、全体の半数にも満たないとか。。
8月には蕪島を離れ、餌を求めて北海道へ移動。
そして八戸には翌年の3月に帰ってきます。
小さくて可愛い姿を見られるのは、今のこの時期だけ。
お時間のある時に是非観察しに行ってみてくださいね。色々な発見がありますよ!
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