内丸えんぶり組の宿に遊びに行きました。
いよいよ今年も2月17日から、みちのく五大雪まつりの一つ「八戸えんぶり」が幕を開けます。
今年は八戸市や南部町、階上町、おいらせ町から33組が参加します。
2月14日の午後現在、長者山神羅神社での奉納で「一番札」を取るために、数組のえんぶり組がすでに待っている模様です。
さて、もう既に動き出している八戸えんぶり。
今回は、八戸市中心街に宿(練習場所)を構える、内丸えんぶり組さんにお邪魔してきました!
本番に向けて、練習が佳境に。
練習の前には必ず、大人も子供も一緒になって烏帽子に向かって二礼二拍手一礼をします。
えんぶりの烏帽子には神様が宿っているとされていて、えんぶり組の人たちはお神酒を置いて、とても大切に扱っているそうです。
こどもたちは練習が大好き!
内丸えんぶり組は小さな子供たちがとても多い組で、特に幼児〜小学校中学年の元気な子たちがたくさんいます。
八戸えんぶりを間近に控え、この日の練習は総まとめの様子。
この組の子供達の祝福芸は、みんなで同じ舞を一緒に披露します。
とっても元気な声で、喜び舞と田植えの練習をしていました。
内丸えんぶり組は、太夫も子供たちも一緒になって田植えの所作を披露するのですが、これがとっても可愛いんです♪
割れそうなほど大きな声で「よいさのさ〜!よいさのさ〜!」と練習する姿は、とても微笑ましいです。
喜び舞の練習では、我先にとお兄さんのところに扇子を取りに行く子供達。
みんな、えんぶりの練習が大好きなようです。
小学校に入るまえの子供達は、小学校のお兄さんやお姉さんの真似っこをして楽しそうに踊っていました。
高学年のお兄さん達は、恵比寿舞の練習。
竿をしならせて鯛を釣り上げる仕草がとっても難しい恵比寿舞。
とっても上手ですが、大人の皆さんからのアドバイスを本当に真剣な表情で聞いていました。
細かい手の動きがまだまだ難しいんだそうです。
いやぁ、真剣に取り組む姿勢に、とっても感心しちゃいました。
この日の練習は1時間ほどで終了。
練習の後は、烏帽子に手を合わせて解散・・・ですが、宿の奥にある更衣室からキャーキャーと賑やかな声が。
エネルギーがまだまだ残っている様子で、みんなで鬼ごっこをしていました。
そして宿題をやる子も。えらい!
こども達が帰ると、大人の練習の時間。
こども達が帰ると、太夫たちの練習が始まります。
太夫の練習も最終調整の段階。この日は神社に奉納する際の流れを入念にチェックしていました。
・・・・練習はこれで終わり・・・でしたが、この日は特別に、練習の後に摺りを披露してくださいました!
こんな間近で見られるなんて、感激!
烏帽子は高さ約60センチ、重さは2キロもあります。
一眼レフカメラと同じくらい重いものを、空気抵抗を受けながら振り回すのですから、とっても体力がいると思います。
さらに特別に、烏帽子も見せてくださいました!!
大人たちの練習の後も、必ず烏帽子に手を合わせます。
八戸えんぶりは2月17日から20日まで!
内丸えんぶり組の練習は、終始とても楽しい空気が漂っていました。
とてもファンサービスの良い組なので、八戸えんぶりの会場で見かけたら声をかけてみてくださいね!
以前の宿は本八戸駅前通りにありましたが、区画整理の影響で今年から宿をお引越し。
以前の宿はJR本八戸駅前通りにあったので、来客も多かったようです。
で、昨年までは八戸えんぶり期間中に日本酒の樽が置いてあって「ご自由にお召し上がりください。」の張り紙が!!!!!
引越しした今年も、この張り紙と樽はあるのでしょうか???
▪️内丸えんぶり組の出演予定(2015年)▪️
南部会館は無料で45分間も披露するので、オススメです!
南部会館の内丸えんぶり組の公演の後は、組の皆さんの計らいで記念撮影をすることもできます。
今年の一斉摺りでは、中心街のドトール付近で舞うことになっているそうです。
ちなみに、内丸えんぶり組で子供達のへの指導担当されているTさんは、えんぶりを題材にした切り絵を作っていらっしゃいます。
八戸えんぶり期間中は、八戸市役所前の南部会館に展示されるそうですから、ぜひ見に行ってみてください!
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