ヴァーチャルお庭えんぶりへようこそ!
八戸えんぶりで最も人気のある企画「お庭えんぶり」。
明治30年頃に建てられた「更上閣」で、甘酒と八戸せんべい汁を頂きながら、じっくりとえんぶり鑑賞に浸る事ができます!
たったの2000円!ってことで、発売と同時にチケットは完売に。
今回はそんな人気の高いお庭えんぶりに実際に行った気分になっていただきましょう♪
写真と動画でお届けする「ヴァーチャルお庭えんぶり」です。
この記事には以下のえんぶり組が登場します。
二種類のえんぶりを同時に楽しめるのは、お庭えんぶりだけ。
えんぶりは、烏帽子をかぶった太夫と呼ばれる男たちが田植えの所作をイメージした舞を披露する郷土芸能。
えんぶりには太夫の舞が活発な「どうさいえんぶり」とゆったりとして切れのある「ながえんぶり」があります。
更上閣で行われる「お庭えんぶり」では、日本庭園を舞台にこの二種類のえんぶりを存分に味わう事ができます。
今回は子供たちの祝福芸がとても上手な「上組町えんぶり組(どうさい)」と、
ながえんぶりの中でも渋さのある「重地(しげち)えんぶり組(なが)」を鑑賞してきました!
▼人気の高い重地えんぶり組。カッコいい▼
▼上組町えんぶり組。今回は中学生の太夫も登場▼
さあ、ではお庭えんぶりを堪能しましょう!
その昔には、商家や地主などの有力者を前に座敷でえんぶりが披露されることもあったのだとか。
地元の人たちは有力者を「旦那様」と呼んで、えんぶりを披露していたと言われています。
お庭えんぶりはそれを再現しているんですね。
市役所前で市長や市議会議員を前に行われる「御前えんぶり」はその名残かもしれません。
市役所前で市長や市議会議員を前に行われる「御前えんぶり」はその名残かもしれません。
さぁでは、皆さんもちょっとだけ旦那様気分/奥様気分でお庭えんぶりを見てみましょう。
重地えんぶり組といえば「田の神の昼休み」
重地えんぶり組は舞が渋くてとっても好きです。
この組には「田の神の昼休み」という演目があります。これをやるのは重地だけ!
えんぶりの烏帽子には神様が宿っていると言われています。
「田の神の昼休み」は、神様が太夫に降り・・・囃子方が勧める神酒を飲むという“儀式”。
太夫が椅子に腰掛け、神様と対話しているかのようにじっと座っています。
普段はブルンブルンと烏帽子(神様)を振り回しているので、ちょっと神様の休憩・・・と言ったところでしょうかね。
太夫が椅子に腰掛け、神様と対話しているかのようにじっと座っています。
普段はブルンブルンと烏帽子(神様)を振り回しているので、ちょっと神様の休憩・・・と言ったところでしょうかね。
賑やかな他の演目と違い、極めて粛々と、静かに時が過ぎて行きます・・・
上組町の祝福芸はピカイチの上手さ。
上組町えんぶり組は、子供たちによる祝福芸がとても上手で人気があるそうです。
今回初めて見ましたが、声の出し方、手足の動き、首の振り方・・・表情・・・すべてが完璧!
一生懸命練習したんだなぁと思わせる見応えのある芸を見せてくれます。
せっかくなので動画をご覧頂きましょう!
上組町の恵比寿舞は必見!!!お囃子も最高に良い!!
そして、恵比寿舞。この子は数あるえんぶり組の恵比寿舞の中でもピカイチの上手さだと思います!
中学一年生。これからが楽しみですね。
動画の途中、一瞬だけ子供らしさが見える場面がありますよ♪お見逃しなく。
お囃子も元気があって、かけ声が多くて印象的です。「何回でもやってやれ」というのが好き♪
お庭えんぶり、お楽しみいただけましたか?
毎年人気のお庭えんぶり。お座敷に座って、大好きな日本酒を頂きながらゆっくりと鑑賞させてもらいました♪酒饅頭も美味しかった!
半分撮影そっちのけで楽しんでしまいましたっ♪
雪の積もる日本庭園で、ながえんぶりもどうさいえんぶりも楽しめる至福の一時。
是非一度は生で見てほしい企画です。お値段はたったの2000円ですので、来年は皆さんも是非〜♪
えんぶり特集2014スタート!
今年の八戸えんぶりの様子を続々と特集して行きます!!
[えんぶり特集]