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2017年7月23日日曜日

さあ大詰め!地域愛を育む、八戸三社大祭のお囃子練習。


八戸三社大祭のお囃子練習に参加して感じた、率直な感想。
青森県の夏祭りで唯一「ユネスコ無形文化遺産」に登録されている八戸三社大祭。300年と言われる歴史の中で少しずつ姿を変えながらも、神事としての伝統を守り、そして地域の人々の情熱で脈々と受け継がれてきた、底力のあるお祭りです。
練り歩く山車を盛り上げてくれるのは、子供たちによるお囃子。1ヶ月も続く「ちょっと厳しい練習」と盛大に盛り上がる5日間(※)は子供達の心に地域愛を育みます。2017年は「ユネスコ記念祭」開催に伴い6日間


お囃子は、情熱への第一歩。
山車組の中で最も大変なのはもちろん山車を作る作業です。山車組の方々は仕事が終わった後に山車小屋に集まり、深夜まで作業を続けます。

5月ごろから始まる山車製作。7月に入ると、小学生、中学生、高校生のお囃子練習が始まります。

八戸三社大祭のお囃子は、山車とお囃子が別々の青森ねぶたと違って、一つの山車組が山車製作からお囃子までを手がけます。山車組によってお囃子が違うので、その違いを見るのも面白いところ。

だから、練習を監督するのも、山車組の人たちの仕事です。
いつもお世話になっている山車組「鍛冶町附祭若者連」では、若手のメンバーが中心となって熱のこもった指導を行っていました。

このお囃子練習が、子供達の心に「お祭りが大好きだ!」という情熱の火種となり、高校卒業後も八戸に残る若者たちはそのまま山車製作の担い手となっていきます。
お囃子練習が育むのは、何よりもお祭り愛であり、そしてそのお祭り愛こそが、地域に根を張って生きる心を育んでいくのではないでしょうか。
そういう点で、八戸三社大祭には強い底力があると思います。


バチの高さを揃えて!
リズムを合わせて!
大太鼓をよく聞いて!


小学生は小太鼓、中高生は大太鼓と笛を担当。
1ヶ月に渡る練習は、とても厳しいもの。指導者たちは連日の仕事、そして山車製作でクッタクタになりながらも、情熱的な指導を行います。


中学生になると、小太鼓から笛や大太鼓に移ります。
何年もの間小太鼓をやってきた子供たちにとって、それは少しの心の戦いの瞬間でもあるのかもしれません。
大好きな気持ちで一心に演奏してきた小太鼓。笛や大太鼓は、小太鼓よりも奏法が難しく、「大好き」という気持ちだけで身につくものではないのかもしれません。

笛であれば、「ピー」という甲高い音が出るまでが最初の難関。そして指遣いもとても難しい。
初めて笛を手にした子供たちは、大人たちの指導や、高校生のお兄さんお姉さんの後ろ姿を見ながら、自分と戦い、そして笛を習得していきます。


この心の葛藤に勝って、ようやく一丁前に演奏できるようになる笛と大太鼓。
自由に笛を奏でられる喜びは、より一層お祭りに対する思いを大きくしていきますが、そこに到達するまでは「自分との戦い」の毎日です。


しっかり揃うと、気持ちいい。
八戸三社大祭の山車組のお囃子は、27組すべてが少しずつ違うので、指導も組によって様々。
鍛冶町のお囃子は、笛のトレモロやロングトーンが他の組より多いのが特長です。ロングトーンは9拍、トレモロは13拍半です。

僕も笛を買って参加させていただきましたが、音はすぐに出せるようになった(すごい!って言われた♪)ものの、指遣いや同じフレーズの繰り返しを覚えるのが難しく、さらに、ずーっと吹いていると少しずつ酸欠になっていきます。手足がしびれるんですよね・・・。
コツを習得するまではすごく長い年月が必要なんだろうな・・・と痛感しているところです。


子供達もお祭りの経験は様々ですから、お囃子の演奏レベルに差があります。吹奏楽部などの音楽系の部活の子は勘がいいのですぐに覚えられますが、楽器演奏のない子たちにとっては苦難の連続だと思います。
そこで、登場するのが高校生たち。
彼らの役割は、子供達の経験の差を埋めること。
上手にできていない子(そして私のような初心者の大人)を如何にして導くかが大変なところなんだと思います。


そしてその指導が実り始める7月下旬。
山車製作もお囃子練習も緊張感が増し、リズムが揃い始め、少しずつ芯のある音が出始めます。
この瞬間がとても心地よく、「いよいよだな!」と感じさせてくれます。


お祭り直前ともなると、普段は面白い指導係の大人たちの声にも熱がこもります。僕も笛を担当しているんで、おしっこちびりそうになります。(気が弱いんだな俺。)
熱のこもった指導をするののは、鍛冶町の大人たちが作った山車をより一層盛り上げるため。
思いのこもった山車を誇りを持って披露するためです。
そしてこの熱のこもった少々厳しい指導が、子供たちの心の中に深いお祭り愛を育みます。


日に日に完成に近づく山車の横で行われるお囃子練習。
子供たちは山車の完成を心待ちにしながら、日々の練習に励みます。


八戸三社大祭では是非、日頃の練習の成果を懸命に披露する子供たち、高校生たちの姿に目を向けてください。
きっと、心に響くものがあると思います。



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