八戸三社大祭のお通りとお還りの表情をお伝えします。
8月上旬、青森県では沢山の夏祭りが行われます。
青森ねぶたまつり、弘前ねぷた、五所川原立佞武多(たちねぷた)など、どのお祭りも見事な山車が登場します。
先陣を切って7月31日からスタートする八戸三社大祭は、県内の他の夏祭りとはちょっと違って、厳かな雰囲気のあるお祭りです。
今回は、県内の夏祭りの中でちょっと違う雰囲気のある青森県最大の神事「八戸三社大祭」の行列の表情をお伝えします。
日本一の山車祭りは、青森県最大の神事。
青森県には度肝を抜く程の規模の夏祭りが沢山あります。
「日本一の山車祭り」である八戸三社大祭もその一つ。
でも、八戸三社大祭は県内の夏祭りの中では異質な、ちょっと厳かで静かな一面もあるお祭りです。
それはおそらく、八戸三社大祭が他の祭りとは違って「神事」だからだと思います。
290年の伝統を誇る、3つの神社と27組の附祭のお祭り。
三社大祭は、おがみ神社、長者山新羅神社、神明宮の3つの神社による合同のお祭りです。
27台の山車は、それぞれ3つの神社の氏子による附祭。
神様に感謝を伝えるために始まったお祭りが、290年も続いているなんてすごいですね!
その昔、法霊社(おがみ神社)に感謝の気持ちを伝える祭りとして、法霊社から長者山虚空蔵(新羅神社)までを練り歩き、御神輿を渡らせたのがその始まりなのだとか。
長者山に渡った後に一晩過ごして、3日目におがみ神社に帰る・・・という3日間の日程のお祭りだったようです。
二つの神社の中間地点にある神明宮も参加して、現在の3つの神社のお祭りとなったようです。
8月1日におがみ神社から新羅神社方面向かう「お通り」と、
8月3日に新羅神社方面(鍛冶町)からおがみ神社方面に向かう「お還り」はその名残なのでしょうね。
行列には様々な伝統芸能も。
そして!この他にも、三社大祭の行列には、観客を盛り上げる様々な伝統芸能も参加します。
中でも虎舞はとても人気!
おおおお!噛み付かれる!!!
神社行列や郷土芸能に続いてやってくるのが、三社大祭の目玉の山車です。
様々な仕掛けが施された豪華絢爛な山車は、全て市民の手作りによるもの。
観光客のみなさんの中には毎年同じ物を使っていると思っている方も居るようですが、
実は27全ての山車が毎年新しい山車に作り替えられます。
今回は、観光客のみなさんにはあまり知られていない八戸三社大祭の姿をお送りしました。
このお祭りは、山車だけではなく様々な表情があることがお分かりいただけたかなと思います。
次回は、三社大祭の目玉「山車」の表情をお伝えしますね!
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