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撮影は金曜日と土曜日にお受けしておりますが、6月16日(金)と17日(土)は撮影をお休みいたします。

2014年8月26日火曜日

八戸三社大祭の山車の魅力は、まさに鍛冶町附祭にあり。八戸三社大祭 2014

100年以上の歴史。鍛冶町附祭若者連の山車を紹介します。
最初に言ってしまいますが、鍛冶町は僕にとって“本命”の山車組です。
なので、ちょっと偏った意見が書いてあるかも?不快に思われたらごめんなさい。

なんだか鍛冶町の山車を紹介しちゃうと夏が終わってしまうような気がして・・・なかなか記事を書けずにいました。
山車人形の表情、山車全体に漂う雰囲気、物語を大切にする姿勢・・・。
明治の時代から約120年の歴史がある鍛冶町附祭若者連の山車を、じっくりと紹介して行きます。

表情・雰囲気・物語・・・・。
山車の作り込みの深さは、まさに鍛冶町。
八戸三社大祭の山車の魅力は、「山車の作り込みの深さ」にあると思います。
それを体現しているのが、まさに鍛冶町附祭若者連です。

「今年も良い山車を作ろう」という姿勢。
山車人形の表情、山車全体に漂う雰囲気、物語を大切にする姿勢・・・人形の歯の一本一本に至るまで全く手抜きを感じさせない、作り込みの深さ。
その山車作りの“深さ”が評価されて、今年は最優秀賞の吹上山車組と同点の475点を獲得!
見事優秀賞に輝きました。


物語を大切にする姿勢。
鍛冶町は、物語を大切にする山車組です。2014年の三社大祭のチラシにはこうあります。

鍛冶町附祭若者連「義経興亡記(ぎけいこうぼうき)」
兄・源頼朝に平家討伐を命じられた義経は、一の谷で勝利をおさめ、壇ノ浦で平家を滅ぼしました。
しかしその後は、兄・頼朝の不興を買い、幾多の苦難を体験します。山車中央部には、一の谷で勝利を納めた馬上の義経。
対する平家は向かって右下に壇ノ浦で入水した安徳天皇と二位の尼。左に大物浦(だいもつのうら)で義経を海に引きずり込もうとする平知盛の亡霊。
中央には知盛を調伏(悪行を制す)する弁慶を据え、主従の深い結びつきも浮き彫りにしています。
中央下には、こうした源平の栄枯盛衰を語る琵琶法師で、世の無常を伝えます。

「山車のどこに何を配置したのか」をここまで明確に説明している山車組は少ないと思います。
この説明文だけでも、山車に描かれているであろう情景が頭の中に浮かんできます。

鍛冶町の山車組の皆さんは、それだけ物語を深く理解し、物語を大切にして作っている事が分かります。
この説明を見ながら山車を眺めてみると「なるほどそういうことか!」と納得します!!
このこだわりが、山車全体に漂う雰囲気を作り出しているのだと思います。

鍛冶町の山車人形には、感情が宿る。
去年の記事でも同じ事を書きましたが鍛冶町の山車は、人形の作り込みがハンパない!

勝利をおさめた義経の表情。横顔が、イケメン♪

下から見るとこんな感じです。誇らしげですね!


表情をよく見てみよう!
力のある目つき、眉間のシワ、今にも声が聞こえてきそうな口のゆがみ。
よーく見ると、歯並びまでしっかりしています!ここまで人形を作り込むのは、鍛冶町だけかも知れませんね!

・・・・それにしても、この人形・・・鍛冶町の山車組にそっくりな人がいたような・・・。


この人形は今にも泣き出しそうな顔をしていますね。
船から落ちそうになっている場面の人形です。


光のあたり加減かもしれませんが、目に涙が。人形に感情が宿っているかのようです。

[追記 2015/3/8]
鍛冶町の親方にお話を伺う機会がありました。
この涙のように光って見える部分は、涙に見えるように加工したのだそうです!


え?歯がある!人形に歯がある!!!!
世の無常を語る琵琶法師。口元にクローズアップしてみると・・・!

なんと!ホンモノそっくりの歯が!!!
おぉぉぉぉぉ。これは鳥肌が立ちました!


弁慶の顔は、新作!
昨年も義経がテーマだったので、弁慶が登場しました。
今年はこの弁慶の顔がよりリアルに!


こちらが去年の弁慶。


そしてこちらが今年の弁慶。目の力強さ、眉毛やヒゲの描き方が見事です。
そして鼻の形や顔の微妙な凹凸等もしっかりと作り込まれています。
弁慶がどんな心境であるか、しっかりと感じ取る事ができますね!
鍛冶町の人形には、本当に感情が宿っていると思います。


亡霊・・・怖い。
矢が刺さり、顔には血が・・・義経を海に引きずり込もうとする平知盛。
青白いラインで描いた表情が、おどろおどろしさを感じさせます。
でっかい碇を抱えて、「この碇、投げつけたろか。こんにゃろう。」という声が聞こえてきそうです。
頭にも矢が刺さっています。痛そう。

平知盛の前には、何体かの骸骨が・・・!
骸骨になってまで戦うなんて、怨念ですね・・・怨念。きゃー!来ないで〜!!


最後にもう一つ。お囃子も大切にしている。
八戸三社大祭は「神事」。この神事を子供たちにもしっかりと伝えて行こうと、鍛冶町は子供たちの服装からバチの持ち方に至るまで、しっかりと指導がなされている印象です。

今年の練習初日の様子。バチの持ち方を真剣に確認している男の子。


持ち方をお兄さんが入念にチェックしています。
あれ?このお兄さん、そっくりな人形が山車の上にいたような・・・・?
このお兄さんも、おそらく幼い頃からお祭りに親しんできたのでしょうね。


みんなお祭りが大好きなんですね!真剣に・・・そして楽しく仲良く練習していました。


今年の後夜祭での出来事。
三社大祭も後夜祭ともなると、大人も子供も入り乱れてテンポの速い早太鼓で盛り上がるのが普通です。
ある山車組は、大人たちが小太鼓に並んで大盛り上がり!とっても楽しい瞬間で、後夜祭のこんな雰囲気は僕も大好きです。
僕もカメラを持っていなかったら、お酒を飲みながら一緒に盛り上がっちゃうかも!

しかし、鍛冶町を含め幾つかの山車組は、子供たちに最後までお祭りを楽しんでもらおうと、最後の最後までしっかりとお囃子を演奏。
今年の後夜祭の最後の30分。鍛冶町の山車の上では、子供たちによる「納め太鼓の会(?)」が行われていました。
子供たちを幾つかのチームに分け、お囃子を披露し合う・・・という内容です。
お姉さんの司会に合わせて子供たち一人一人が自己紹介をし、お囃子の演奏がスタート。
そして演奏が終わると、みんなで拍手して、次のチームが演奏を始めます。
鍛冶町の皆さんがどれだけ子供たちを大切にしているかが分かる、素晴らしい瞬間でした。
子供たちにとっても、夏休みの良い思い出になると思いますし、ますます祭りが好きになる瞬間かもしれませんね♪

大人は脇役に徹する・・・鍛冶町の大人たちの心意気に、がつーんと胸が打たれました。
小太鼓を打つ子供たちの手の動きにご注目ください。本当に上手です。


三社大祭の山車の魅力は、鍛冶町にあり。
八戸三社大祭に参加する山車組は、27組全ての山車組が本当に素晴らしい山車組ばかりです。
それぞれの組が強い信念を持って山車作りに取り組み、どの組も本当に素晴らしい山車を作り上げます。
子供たちによるお囃子も、もちろんです。


写真を撮っていると、その組その組の特色が見えてきて本当に楽しいです。
中でも僕が大好きなのが、吉田産業グループ山車組と鍛冶町附祭若者連です。
山車全体に漂う雰囲気、物語を大切にする姿勢、そして山車人形の素晴らしさはピカイチ!
そして、山車づくりに対する思いと同じく、祭りの担い手である子供たちへの指導も素晴らしいと思います。



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最後までお読みいただきありがとうございました♪
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